🔷🟠タイのニュース・三面記事🔷🟠2023/04/21🔷🟠

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選挙買収タレコミに謝礼1万B!!
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【要訳】ーーーーーーーーーーーーーーー
ソンクラーンの間、タイの”暴露の父”チュイット氏は
南部のプーケット県に行っていたらしいが、

そこでもしっかり次の”暴露のネタ”を
掴んで帰って来ていた。

　　　　　　ソンクラーンはプーケットで！

チュイット氏とは元国会議員で
元特殊浴場チェーンのオーナー。

そのためか社会の暗部にも精通し、
その経験を生かして”警察や政界の暗部の暴露”を
ライフワークとしている人物だ。

チュイット氏が南部で掴んできたネタとは
”選挙買収”。

”選挙買収”については選挙が近づくたびに

”今回の選挙は一票000バーツらしいよ”と

市民の間で噂になるのが選挙前の風物詩かと
言うくらい当たり前のようの存在してたらしいが、

ここ20-10年でバンコク周辺の都市部では
なくなりつつあるとナコンパトム出身の友人から聞いた。

しかし、チュイット氏の指摘通り、
南部や北部、東北部などの田舎の県では
まだまだ当たり前のように横行しているらしい。

　　　　　　口に加えているのはタイでは禁止されている
　　　　　　電子タバコ。チュイット氏は”何で電子タバコは
　　　　　　有害だからと禁止されて、もっと有害な大麻は
　　　　　　禁止から外されたのか”と疑問を投げかける

チュイット氏が掴んだ南部の現在の
”選挙買収”システムはこうだ。

一票は2000バーツ(約8000円)の値段が付いているが、

最初に支払われるのは500バーツ。

もし、その政党が政権与党になったら、
残りの1500バーツ振り込まれると言うシステム。

　　　　　　”選挙管理委員会は何してるの？”のタイトル

そして南部の選挙買収の暴露に続いて昨日、

チュイット氏がFacebookで暴露したのは
東北部での生々しい”選挙買収の瞬間の映像”。

そこには政党からなのか候補個人なのか分からないが
雇われた女性がバイクに乗ってある人の家にやって来て

家族内の選挙権がある人の人数を聞いて記帳し、

”一人400バーツよ”と買取価格を提示している。

　　　　　　手に持っているのはこの村の住人の名簿のようだ

映像の中では家人が”どこの政党？”と聞き、

買取に来た人は村の住民の一覧表と

候補者のチラシも持っている。

　　　　　　TVではモザイクがかけられているが、
　　　　　　facebook内でははっきり候補名と番号が写っている

買収映像の会話）

01:10-)【要訳】ーーーーーーーーーーーーーーー

買収人）

選挙権ある人は？家族５人全員ですか？

ここの番地は４３よね、

家族は５人となってるけど。

５人とも選挙権あるならここに５って書いて。

4人なら４と書いて。

男性）

どこの政党？

（チラシを見て）好きじゃないなあ。

買収人）

人を選ぶのよ、政党を選ぶんじゃなくて。

どう？５人ともこの人を選ぶ？

５人なら一人400よ。

TVの映像では買収人の持っているチラシには
モザイクがかけられているが、

チュイット氏がFacebookに投稿した映像には
はっきりとチラシの人物が写っている。

その人物とはノーンカーイ県の第２選挙区から
立候補している”タイの誇り党”のジーラパー候補だ。

チュイット氏の投稿映像は瞬く間に大全土に広がり、

それを知ったジーラパー候補は”これは嘘です”と否定。

そして即選挙妨害と名誉毀損等で
チュイット氏を訴えた。

この各家庭を回って選挙買収している女性は
この村の”オーソーモー”と呼ばれる
保健衛生管理者らしいが、ジーラパー候補は
”こんな人は知らない”と関係性も否定している。

　　　　　　”オーソーモー”は各村に一人いて、
　　　　　　保健衛生管理局からの広報を担当する

一方、暴露をしたチュイット氏は
ジーラパー候補が訴えた事を知っても、
怯むどころか逆に”南部でも東北部でも
どの政党がどんな風に買収してるか、
僕は情報を掴んでいるよ”とし、

さらに”一件につき1万バーツの謝礼で
選挙買収の証拠映像を募集します！”と火に油を注いだ。

チュイット氏囲みインタビュー）

04:25-)【要訳】ーーーーーーーーーーーーーーー

僕が皆さんに知っておいて欲しいのは、

東北部や南部では村の”オーソーモー”が

選挙買収のエージェントとなっている事です。

これらの地域でどの政党がどのように買収しているか
僕は証拠を掴んでいますよ。

そして、これは僕からのお知らせなのですが、

選挙買収の証拠となる映像を提供してくれた方には

1万バーツの謝礼をします。

映像１件につき１万バーツです。

謝礼は僕のポケットマネーからお支払いします。

日本でも”古き悪しき因習”は都市部から廃れても、
田舎ではまだ残る。

筆者は参考までにチェンマイ郊外在住の
タイ人の友人に聞いてみたが
”物心つく頃からあって、今でもまだある”と言う。

”どうやって”この人が票を買ってくれる”と知るのか？”と
聞くと”だいたいは口コミで知る”らしい。

なので買収のシステムなどは地域によって
かなり差があるものと思われるが、
”チュイット氏が1万Bで証拠映像提供求めてるけど
どう？”って冗談で聞いたら
”そんな事して自分が映像提供したとバレたら
家族全員の命が危なくなるわ！”とマジで返された。

タイ人は権力のある人をとても恐れて、
理不尽な事をされても耐えてる人が多いが、
この国で”不正を暴く”事が非常にリスクの
高い事であるのは間違いはないと思う。　　　　　　カーオサーンで大麻の売人と衝突

そして、チュイット氏はこのインタビューの後、

バンコクのカーオサーン地区に向かい

”大麻自由化反対”の反対活動を行い、

この地区で外国人観光客相手に
大麻を売る売人と衝突しました。

　　　　　　大麻がなくなったら家族を養えないと
　　　　　　チュイット氏に迫る

”大麻自由化”については”健康へのメリット”ばかりが
強調されて自由化に無理に踏み切られた感がありますが、

実際、まだ幼い子どもたちが大麻の虜になったり、

大麻入りのお菓子等を知らずに食べて
ショック状態になるなどの悪い影響も
時々ニュースになるなどして、

世間に知られつつあります。

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