古都チェンマイでエクソシスト

タイ北部のチェンマイで経営してきた和食惣菜店がコロナで閉店。 その後、タイ語ー日本語の翻訳者となりました。 タイのメディアを騒がすニュースと地元臭いニュースに焦点を当てて要訳・解説してます🍊

タグ:#คนไทยที่เคยทำงานญี่ปุ่น


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尼寺へ行け!!🍷
元タイスナック嬢の末路🍷その3

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『その1はこちら↓』
尼寺へ行け!!🐚元タイスナック嬢の末路🍷その1

『その2はこちら↓』
尼寺へ行け!!🐚元タイスナック嬢の末路🍷その2

(その2からの続き)


FOさんが働きに来ていた頃はまだコロナも流行っておらず
マスクをしている人は少なかったにもかかわらず、

彼女はずっとマスクをしていた


「FOさん、臭いのよーもう、
 タバコか酒かわからないけどー、
 もー近くに来ただけで臭い!」


臭い
       酒?タバコ?一体何?



店頭担当のスタッフも顔を歪めて言う。


あと一つ、ワタシが気になっていたのが

年齢も50歳も近くなっているのに自分の事

”ヌー(=小さい子供が自分の事を呼ぶ時に使う語)
呼ぶ事だ。


「そうなのよー!
 自分が年上なのに自分はヌーで、
 私のことをピーって呼ぶのよ!」

 (ピー=年上の人を呼ぶ語、兄さん、姉さんに当たる)


そう言って憤慨しているEさんは30代半ば

他のスタッフは20代前半ばかりなので
皆、Eさんを”ピーE”と呼ぶ。

FOさんも他のスタッフにつられてそう呼んでいる
のかも知れないが、年齢差見た目の差もこんなに
明らかなのに自分を ”ヌー” と呼ぶのって相当変だ。


Eさんは憤慨しながらも、

「まあー多分、彼氏と話す時に自分の事
 ”ヌー”って呼んでるから、
 それがクセになってるんやろうねー」

と一応理解を示す。


そう、夫婦やカップルは多くの場合、

年上の相手方を”ピー”と呼び、
自分を”ヌー”と呼んでるのをよく見る。


でも49歳になるFOさんが同じように
他人に対して呼ぶのはどう考えてもおかしいやろ…。


「それにー、FOさんには店頭に行かせたり、
 お金触らせたらダメなような気がする…。
 もう、何か…コワイのよ」


これにはEさんも店頭担当のJちゃんも同じ意見だった。


「何かコワイ。安心できない。」


でも、もう雇ってしまった

で…どうする?

人も全然足りない

でも、他に応募者もない


お昼のピークにお客さんが殺到すると、

店頭はごった返し
FOさんも料理を
テーブルまで運んだり、
お皿を片付けたりして
お客さんと直接接する機会ができてしまう。


「オホホ…。そうですかーすごいですねー」


FOさんが日本人の年配男性とやりとりしている。


「日本語うまいねー。勉強したの?」


「日本で働いてましたー。道頓堀です」


「道頓堀?へー、何年?」


「えっと、あのー、ちょっとです。」


タイスナックで働いていただけあって、

客をおだてるような相づちだけは上手い


「そうですかー、へー、いーですねー」


「へー、そうですかー、スゴイですねー」


「わー、たいへんですねー」


しかし、その日本語も仕事で覚えただけで、

勉強したわけじゃないからちょっと何か質問されると

もう答えが支離滅裂何言ってるかわからない


その返答に日本人客が ???”となっていると。

愛想笑いでやり過ごしている。


やっぱり愛想笑いも上手い

もう、職業病クラスだ。



「あのオバはん、日本で働いてたってー、
 あの年じゃ絶対不法労働に違いない」


そう言うのは調理のU君


私自身も実際、見ず知らずのタイ人からいきなり、


「昔、日本にいたー」


タドタドしい日本語で話しかけられることも
度々あった


「仕事ー?」と聞くと


「そうー、仕事ねー名古屋ね」


とか、土地の名前を言ってくる。

その多くがFOさんと同じくらいの年代の方だった。


働き
      いきなり日本語で話しかけられる



それより若い世代の30-40歳代でも

「日本に働きに行っていた」
言って来た人もいたが、それはたいがい

あの悪名高き ”外国人技能実習生”だった。



タイ人なのに全くタイ人に見えない(笑)
ワタシの友人の一人 

”2013年にタイ人に対する日本への入国ビザが
廃止になるまで、タイ人にとって日本は
ビザ取得の最も難しい国の一つだった”

と言っていた。


彼は子供の頃から父の仕事の関係

海外を転々として過ごして来たせいなのか、

タイ語の発音がとてもキレイ英語流暢


ぱっと見ると”ネイティブアメリカン?”
みたいな印象のタイ人だった。

(その4に続く↓)
尼寺へ行け!!🐚元タイスナック嬢の末路🍷その4

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尼寺へ行け!!🍷
元タイスナック嬢の末路🍷その2

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『その1はこちら↓』
尼寺へ行け!!🐚元タイスナック嬢の末路🍷その1

(その1からの続き)


どっちにしたってFOさんはもう
帰っていないし、

早速明日の朝から来る


「しまった!電話番号聞くの忘れた!」

Eさんが叫ぶ


「うわ!どうしよう!明日ちゃんと来るかなー」


「来るでしょー!
だってあんなおばさん雇う所他にないわよー!」


「そうなん?」


Eさんの話によると、
タイでもやはり雇う側は若い人を選びたがるらしく、
30代を超えると途端に雇ってもらえる所が
少なくなるらしい。


そして日本のように表向きだけでも
”雇用時の年齢・性別差別”をしないように
なっていないため、


ひと昔の日本のようにはっきりと

”18ー30歳まで 女性求む!” とか書いてある。


募集
     運転手募集の求人広告
     20歳以上男性 高卒以上 自動車運転免許ある方
     氷及び付属品の販売・配達(タイの飲食店の多くは氷を配達してもらう)


異文化での生活は”毎日が勉強する事だらけ”だ。


EさんとワタシはFOさんの
国民カードのコピーを見直した。


「ええっ!まだ50歳なってないやん!あの人!」


「ええっ!本当?どこ…」


Eさんは国民カードのコピーを見て
生年月日の年数を見て逆算した。


「49!!」


「はあ?!ワタシより下やん!(当時51歳)」


これには従業員全員びっくりした。


「70歳過ぎてると思ってた」


「ウチのおばあちゃんと同じくらいかなと思った」


皆がそう言うほどFOさんは”老けて”いた


「ねえ、この国民カード本物かなあぁー」


「ええーっっっっ?」


疑いかけると、全てが疑わしくなってくる。

通常、タイで就職する場合に必要な書類

1、顔写真
2、成績及び最終学歴証明書
3、国民カードコピー
4、住民登録コピー


4種類だが、年長者の場合
成績表学歴証明書がなかったりする事が多い。


FOさんの応募書類は国民カードのコピーのみ
その国民カードの住所は東北部のルーイ県になっている。


通常タイ人は生まれた実家に住所を登録し、

就職や進学等で他県へ引越ししても
特に住所を変えない


このため、選挙があると住所の登録地である

実家へ帰って投票しなければならない。


id_card
     国民カードの見本。名前、住所、生年月日、身長の他に
     宗教も記載されている



特に
公務員になりたいと思っている人
投票に行かないと公務員になれる資格がなくなる
と言う罰則があるらしく、


公務員になりたい人が多いこの国は
選挙の前になると田舎へ帰る人が
バスターミナルに殺到する。


FOさんは店から10分ほどの所のアパートに
彼氏と住んでいると言う事だったが、

とりあえず、明日来たら今の住所を書いてもらおう。


働く気は満々のように見えるが、

何か”安心してはいけない”ような雰囲気
FOさんは発しているようにワタシは感じていた。



次の日の朝、FOさんは時間通りやって来た。


仕事ぶりはまあ、普通


だった…。初めの一週間くらいまでは…。


しかし一週間過ぎたあたりから、

他のスタッフからアレコレ不満が漏れるようになった。

(その3に続く↓)
尼寺へ行け!!🐚元タイスナック嬢の末路🍷その3

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