古都チェンマイでエクソシスト

タイ北部のチェンマイで経営してきた和食惣菜店がコロナで閉店。 その後、タイ語ー日本語の翻訳者となりました。 タイのメディアを騒がすニュースと地元臭いニュースに焦点を当てて要訳・解説してます🍊

カテゴリ: 日本から帰国したタイ人

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尼寺へ行け!!🍷
元タイスナック嬢の末路🍷その7

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『その1はこちら↓』
尼寺へ行け!!🐚元タイスナック嬢の末路🍷その1

『その6はこちら↓』
尼寺へ行け!!🐚元タイスナック嬢の末路🍷その6

(その6からの続き)

FOさんは彼氏と別れ
新しいアパートで一人暮らしになった後も
たびたび遅刻したり仕事を休んだりした。


頭が痛いとか、腹が痛いとか…。


出勤して来たFOさんの目が赤いのは、
昨夜彼氏喧嘩して泣いたからかな?とか思っていたが、

彼氏と別れて一人暮らしになってもまだ赤かった。


そしてその赤みは遅刻して出勤して来た時によく見られ、
時間が経つとおさまって来るように見えた。


「アレは酒飲んどるぞ…。それか二日酔い…」


そう言うのは調理のUくん。


「そばによると酒臭い。でもタバコも臭いから
もう何が何かわからんけどな」

臭い


確かに、働きに来た当初
こんなに目が赤かったりするような事はなかった。


遅刻も欠勤もだんだん頻繁になって来てる。


メディアに取材されて、
一気に押し寄せて来ていたお客さんの波もひいて、

店の忙しさも一段落ついて来ているから、

もうFOさんなしでも大丈夫だなーと思っていた頃、


何がきっかけだったか忘れたが、

FOさんとワタシは言い合いになった。


「アンタ、酒飲んどるやろ!
酒飲んで働きに来てるんやろ?

皆が気づかんとでも思てるんか?

めっちゃ臭いぞ、酒かタバコか知らんけど」
とワタシが言った事を彼女は否定もせず


「ちょっとだけよ!ちょっとだけ!

友達がちょっとくれたの。

だから飲んだの。

ちょっとだけよ!」

と何故だかわからないが、あっさり認めた


「ちょっとってどんだけや?

酒飲んで仕事に来るって、舐めてんのか!」


「ちょっとだけよ。ちゃんと仕事もできるわ!

私の働きを見てちょうだい!」


「どこがやねん!もう帰れ!
 もういらん!もう来るな!」


そう言うと、FOさんはつけていた店のエプロンを外して
調理台の上にバンッと叩きつけるように置き、


「わかりました」と言って
自分のカバンを持って店を出て行った

出勤前


今から思えば、
ワタシが辞めさせるきっかけを探しているのと同じように、

FOさんも辞めるきっかけを探していたんじゃないかと思う。


だから、これで良かったんだ。


ここで少しタイの労働法の話をすると、
パート従業員の
解雇時

生活費をそのパート労働から得ている場合は
補償も必要だが、その解雇が労働者自身の落ち度
から来るものだと補償の必要はなくなる


例えば、薬物使用、犯罪、飲酒等。


FOさんはうちの店で働く事で生活費を得ていたけど、

飲酒は立派な解雇理由になる。


FOさんが来るまで、いくらパート従業員募集
張り紙をしても誰も来なかったが、

なぜかわからないがFOさんが辞めてから
次々たくさんの人が面接にきた。


FOさんが辞めた後に入ったパート従業員は大学生

近所の大学の日本語学科の学生だった。


しかし、FOさんとはそれ以来
顔も合わす事もなかったのかと言うと、

それがそうでもなかった


新しいパート従業員の大学生が来てくれてからも

FOさんは”市場に買い物に来たから”とか
何とか言って度々店に来ていた。


それも、店頭からではなく、
裏口厨房の入り口から入って来た。


「みんな元気かなーと思って見に来たの」


「今は何もしてないの?」

仕込み作業中のEさんが聞く。

はーい


「夜にねムーカタ(タイ式豚の焼肉)の店で
働いてるの。
夜中の2時まで」


「へー、洗い場?」


「鉄板が重いから洗い場は男の仕事よ。

 私はウエイトレス」


確かに、FOさんの住んでる地域には
夜中までやってる大型のムーカタ屋が何軒かある。


「お給料もいいのよ。
 食事代は別途で400バーツもくれるのよ」


「そうなの?一ヶ月で400バーツ?」


「一日よ」


「ふうん」


ワタシも話を聞きながら

「ムーカタってよく儲かるんだな」
とか思っていたらEさんが


「あんなの全部ウソよ。
一日400バーツも食事代くれるってどんなのよ。
あるわけない」


「そうなん?」


「当たり前よ!そんなの毎日400バーツも
従業員に配ってて店がやって行けるわけないわよ」


「??じゃあなんでそんなウソをわざわざ…」
とワタシが言いかけるのを遮って
そばに居たU君が

「偵察に来てるんだろうな。
自分が辞めた後、誰か入ったか。
もし、誰も居なかったら謝ってもう一回
働かせてもらおうと思ったんじゃないのか」


「私も多分そうだと思う」

とEさんも口を揃える。


「ムーカタで働いてるってのも怪しいぞ。
だいたいあんなオバハンを誰が雇うんだよ」


U君のその言葉を聞いてワタシも妙に納得した。


その言葉は正しかったようで、
FOさんが二度目に店を覗きに来た時、
新しい学生バイトの子がちょうど厨房で
仕込みを手伝っていた。

それを見たせいかFOさんはそれ以来来なくなった


”やっぱりムーカタの店で働いてるってのは
ウソやったんかな”
とか
ワタシが思い返していた時、
ふとFOさんの口癖が頭の中に蘇って再生された。


「本当よ!本当!」


そういえば、
ムーカタの店で働いてるという話をした時の
FOさんは、何故かこの口癖が出なかった


「本当よ!本当!」


という時、それが本当の事だから強調したかったんだな。


そして”ムーカタの店”の話の時は言わなかった。

というか、
それは
言う必要がなかったんだなと思った。



(”尼寺へ行け!!🐚元タイスナック嬢の末路🍷”完了)
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尼寺へ行け!!🍷
元タイスナック嬢の末路🍷その6

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『その1はこちら↓』
尼寺へ行け!!🐚元タイスナック嬢の末路🍷その1

『その5はこちら↓』
尼寺へ行け!!🍷 元タイスナック嬢の末路🍷その5

(その5からの続き)


しかし、そのやりとりを聞いていたEさんが

「お寺はダメよ!坊さんみんな男だよ!
何されるかわからないわ!」
止めた


この頃、ワタシは男性が出家して坊さんになるのに
様々な理由があるのをまだあまり知らなかった

だから”坊さんなんだから、悪さはしないだろう”
安易に考えていた。



一般的な出家の理由は、
親に徳を積むためとか、
お願いが叶ったそのお礼とか、
厄年などが知られているが、それ以外にも


1、辛い事があり、
静かに人生をもう一度見つめ直したい。

2、社会が嫌になった。社会に馴染めない。

3、性格や素行に問題があり、
家族が手を焼いて出家させる


等のケースがある。

坊さん
     


問題なのは3の理由で出家してくる人だ。

Eさんは”出家してくる人も色々で
中には信用できない人もいる”
と言いたいのだ。


実際タイのニュースを見ていると
坊さん同士の喧嘩とか

坊さんが寺でお酒を飲んで宴会してたとか
と言う事件は多い。


そしてその問題を起こした坊さんの経歴を見てみると、

麻薬で逮捕歴があったとか、
暴れん坊で親や親戚も手を焼き、
更生させるつもりで寺に預けたと言う事がわかってくる。


でもこの頃は、そんな
”社会性がないから”とか、

性格が悪過ぎて家族だけで対応できず、
困りに困って寺に預けられてくる人がいるなんて
知らなかった。


そして、ほとんどの外国人
タイの寺には
”更生施設”の役割もある事を知らない。


「じゃあ、尼寺は?近くにないの?」
とワタシが聞く、Eさんは、


「あるけど…遠いわ。車じゃないと無理」

と答える。

ワタシとEさんのやりとりを聞いていたFOさんは


「もういいわ、わかった。
もう一度友達に聞いてみる」

と言って店を出た。


店頭担当のJちゃんも一応心配そうにして

「なんとか仲直りできないの?
お酒を飲まないで、ちゃんと話し合ったら?」
となだめていたが、


「私もあんな人、
家に泊めるなんて絶対無理よ。怖すぎる」
とFOさんが去った後にポツッと呟いた。


その夜、FOさんがどこで寝たのかは知らないが、
それから2-3日後の彼女の出勤日

彼女は時間通りに出勤して来て
もうアパートを借りて一人で住んでいると言った。


喧嘩した当日は結局、
飲み友達の家に泊めてもらったと言う事だったが、
それを聞いたワタシは

”なんやねん。
結局、飲み友に泊めてもろてんねやんけ、
ほんなら、最初っからそうしとけや”

悪態をつきたかった。


新しいアパートはどこ?と聞くと、
彼氏と一緒に住んでたアパートのすぐ近くだった。


別居できたのはいいが、
すぐ近くじゃまた顔を合わせる機会も多いだろうに、
何でまた?と言う疑問が湧いてくる。


FOさんがアパートで一人暮らしをし始めると、

今度はFOさんの元彼がバイクに乗って
店の周りを
チョロチョロし始めた。

ウロウロ
      市場に買い物に来るフリをして、
      やたら店の前をチョロチョロするFOさんの元彼




どうも、喧嘩して自分から追い出したのに
ヨリを戻そう様子を伺いに来ているようだった。


ワタシは彼と話をした事はないが、
小柄大人しそうな人で、FOさんより年下に見えた。



「彼、働こうとしないんだって」

ウロウロするFOさんの元彼を見たEさんが言う。


「そうなん?」


「仕事何してる人?って聞いたら
建築職人って言うから、ウチと一緒ね。って、
でも仕事ないって言うから、ウチの旦那、
今、仕事忙しくて手伝ってくれる人欲しいから
来ない?って言ったんだけど、
嫌だって断られたわ」


Eさんの旦那さんは建築関係職人で、
特に雨季に入るととても忙しくなる。


「多分、人に雇われるのは嫌なのよ。
 自分が人を雇って命令するのはいいけど、
 人から命令されるのは嫌なんだわ。
 男ってホント面倒よね!」

とEさんはちょっと自分の愚痴も混じえてボヤいた


(その7に続く↓)
尼寺へ行け!!🐚元タイスナック嬢の末路🍷その7

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尼寺へ行け!!🍷
元タイスナック嬢の末路🍷その5

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『その1はこちら↓』
尼寺へ行け!!🐚元タイスナック嬢の末路🍷その1

『その4はこちら↓』
尼寺へ行け!!🐚元タイスナック嬢の末路🍷その4

(その4からの続き)

職場でずっと年上の”先輩”が”後輩”仕事を任せて

自分は飲み物やお菓子を買いに行ったり、

ちょっとサボったりと言うのはよくある事なのだが、

FOさんは


「ちょっとタバコ…」


と言って出て行ったまま
しばらく帰って来ないと言う。


しかし、ある日、ワタシは昼のピークを過ぎて
いつものようにバイクで材料の買い出しに出かけ、

忘れ物を思い出して店に戻った事があった。


そこで目にしたのは店の横の草むらでウンコ座りして
タバコをフカしているFOさんの姿だった。


「ちょっと、ちょっとだけ。

 リコ、ちょっとだけね、タバコ吸ったの」


FOさんは慌てて立ち上がり、
バツの悪そうな顔をして、言い訳をする時の
恒例のよそ行きの声日本語言い訳した。

その時に見た彼女の口元…。


歯はあちこち抜けて真っ黒でボロボロ


臭いはずだ…。

タバコ (1)
    店の隣にある土地神様の祠の前の草むらでウンコ座りでタバコをフカす




この頃はまだ娘も普通で、

お客さんが混んでいた時は時々洗い物
手伝いに来てくれていた。


「あのおばちゃん、
隣の草むらにウンコ座りしてタバコ吸ってたん。
もう、ビックリしたわ、
だってヤンキーみたいやってんもん」


「何であんな人雇うんよー」

ボロクソだった。


FOさんは店から歩いて10分ほどのところに
彼氏と一緒に住んでいるらしく、

朝は彼氏のバイクの後ろに乗って出勤して来ていた。


FOさんは週に5-6日
9時ー16時くらいまでの勤務だったのだが、
勤め出して二週間くらいたった頃から、


「頭痛いから休みますー」とか

「歯が痛いから休ませてー」とか

「ちょっと行くの遅くなりますー」とか


遅刻欠勤が多くなって来た。


そしてなぜか遅刻して来た日は目が赤かった。


調理のU君はまた

”あのオバはん、二日酔いやろ。
 だから、目が赤い。
 それか、朝から飲んだか…”と言う。



FOさんに関して、ワタシが気にかかっていた事は
実はもう一つあった。


それは、彼女は自分が何か言った後
すぐに”本当よ!”と言う癖があった事だ。


「今朝、うちの近くのロータリーで事故が
 あったのよ。本当よ!本当!」


「昨日の夜中、歯が痛くて痛くて、
 眠れなかったのよ。本当よ!本当!」


ただの口癖なのかもしれないが、
何でそんなに”本当”である事を強調しなければ
ならないんだろうか…。


FOさんが休んだり遅刻したりする日が
増えて来たなーとEさんと話していたある日の朝、
また、例の如くFOさんが電話かけて来て
”熱があるから休む”と言って来た。


まあ、メディアに紹介されて忙しかった時期
ピークを過ぎていたので
”ああ、またか”と思いながら
”ハイハイ”と答えて電話を切った。


その日ののピークを過ぎて、いつものように
材料の買い出しに行ってに戻って来ると、
空いたテーブルにFOさんが座って
Eさんが話を聞いているのが目に入った。


FOさんの目がいつもより赤い泣いているようだ。


”熱があったんちゃうんか、
 だから今日休んだんやろ?”

そう思いながら二人に近づくとEさんが


「彼氏と喧嘩して家を追い出されたんだって。
それで、今夜寝るところないから
店に泊めて欲しいって言うんだけど、どう?」


そう言うEさんの
”やめとき!OKしたらあかん!”と言っている。


「今晩だけ泊めて欲しい、
 もう、行くところが無いのよ」


FOさんの目は真っ赤で、
泣いていたせいもあるだろうが、
酒に酔っているようにも見えた。


顔も殴られたのか2-3箇所が腫れている


「ごめんやけど、無理やわ。
 娘もOKせんやろし」

お願い
      かわいそうに思う反面 ”泣き落とし作戦か?”と思う、意地悪なワタシ



これは本当だ。娘に聞かなくてもわかる。
娘は他人が自分の家に出入りするのを
状態が悪くなる前からとても嫌がっていた。

その上に家に泊めて欲しいと言ってる人が
”うんこ座りでタバコ吸う
 ヤンキーみたいなおばちゃん”

だと聞いたら言わずもがなだろう。


「お願い、今晩だけ。
 一階の店の机で寝るから。
 上には上がらないから。お願い」


「ごめん、うちは無理やわ。
 近所の友達とかはダメなん?
 ほら、いっつも飲んでる飲み友達とか」


「聞いたけど、ダメって」


「じゃあ、お寺は?ダメなん?
 近くの大きい寺あるの、
 あそこなら泊めてくれるだろうし、
 ご飯ももらえるはず」


ワタシがそう
勧めるのは、

タイのお寺は基本的来るものを拒まないからだ。


であろうがであろうが、であろうが、

泊まるところが無い人を泊まらせてくれるし、

食事も出してくれるからだ。


(その6に続く↓)
尼寺へ行け!!🐚元タイスナック嬢の末路🍷その6

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尼寺へ行け!!🍷
元タイスナック嬢の末路🍷その4

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『その1はこちら↓』
尼寺へ行け!!🐚元タイスナック嬢の末路🍷その1

『その3はこちら↓』
尼寺へ行け!!🐚元タイスナック嬢の末路🍷その3

(その3からの続き)

”2013年のタイ人の日本への入国ビザ廃止” 
以前に日本で働いた経験のあるタイ人のうち、

30ー40歳代ならあの悪名高き”外国人技能実習生”
として働きに来ていた割合は高そうだ。


しかし調理のU君は、それより上の年代で日本で
働いた
経験がある人は不法労働の可能性が高いと言う。


そう言えば、以前、長野オリンピック建設工事

違法で出稼ぎに来ていたタイ人を取材した記録
読んだ事があるし、


20年ほど前、筆者が生まれて初めてタイに来た時に

東北部の小さな町バスターミナルで、

乗合バスの運転手からタドタドしい日本語

「どこいくのー?」と聞かれ、

カンボジア国境近くの村の名前を言うと

「田舎ーこわいよー」と笑われた。


なぜなら、その当時、カンボジアとの国境近くには
ポル・ポト派の残党がまだ多く隠れていて、
国境近くの町ではバスジャック事件などが起きていて、

バスも運行を中止していた。


なのでその村に行くにはトゥクトゥク等
チャーターしなければならなかった。

笑う
     タイ語で喋る時と日本語で喋る時の”落差”がひどいー
     もう、職業病レベルやな



その運転手は
「日本いたよー。仕事ねー」と言い。

続けて
「ちばけーん、まつどしー!ふほーたいざーい
笑いながら言った。


それは今から約20年前で、
その運転手は30代前半ぐらいに見えたから、
今ならきっとFOさんと同じような年代だ。




「オーホホホホー、そうですかー」


FOさんの甲高い愛想笑いの声が聞こえて来るたび、

ワタシは頭の前の方がグラグラし、

下腹の辺りがモワモワして来て、

何と言葉で表現していいかわからない感覚
襲われていた。


恥ずかしいような、むかっ腹が立つような、
それでいて、ヘソのあたりがむず痒くなるような…。


それは日本語で喋ってる時と、
タイ語で喋ってる時の落差の激しさから
来ていたのかもしれない。

タバコ

      自分はパート従業員にもかかわらず、年下は顎で使う
      ”だって年上だからー” 先輩は敬われて当然?



日本語で喋っている時は、作り笑顔で丁寧

日本人女性が ”よそ行きの声” を出す時に
2-3トーン高めに話す、あの感じである。


タイ語の時はもう、地声

そして、周囲は年下ばかりだから言い方もエラそう

その上、下品さがプラスされる。


「あのオバはん、
すぐ”タバコ吸いに行って来る”とか言って
なかなか帰って来ないのなー。
家に帰って寝てるんじゃないのか?」


とFOさんへの不満をブーブー漏らすのは調理のU君。


彼によると昼のピークが終わって
ワタシが買い物に出かけると、即タバコ休憩に行き、
しばらく帰って来ないらしい。


それなら
”U君がFOさんに注意すればいいじゃない?”
日本人諸子は思われるかもしれないが、

タイ社会に於いて”年齢の上下関係”
”仕事のキャリアの長さ”よりずっと優先される。


それから考えると20代前半のU君が
FOさんに注意するのは無理だ。


U君もFOさんの目の前では一応”先輩”として
丁寧な言葉遣いで喋っているが、

いないところでは”オバはん”呼ばわりして
ボロクソだった。


(その5に続く↓↓)
尼寺へ行け!!🍷 元タイスナック嬢の末路🍷その5

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尼寺へ行け!!🍷
元タイスナック嬢の末路🍷その3

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『その1はこちら↓』
尼寺へ行け!!🐚元タイスナック嬢の末路🍷その1

『その2はこちら↓』
尼寺へ行け!!🐚元タイスナック嬢の末路🍷その2

(その2からの続き)


FOさんが働きに来ていた頃はまだコロナも流行っておらず
マスクをしている人は少なかったにもかかわらず、

彼女はずっとマスクをしていた


「FOさん、臭いのよーもう、
 タバコか酒かわからないけどー、
 もー近くに来ただけで臭い!」


臭い
       酒?タバコ?一体何?



店頭担当のスタッフも顔を歪めて言う。


あと一つ、ワタシが気になっていたのが

年齢も50歳も近くなっているのに自分の事

”ヌー(=小さい子供が自分の事を呼ぶ時に使う語)
呼ぶ事だ。


「そうなのよー!
 自分が年上なのに自分はヌーで、
 私のことをピーって呼ぶのよ!」

 (ピー=年上の人を呼ぶ語、兄さん、姉さんに当たる)


そう言って憤慨しているEさんは30代半ば

他のスタッフは20代前半ばかりなので
皆、Eさんを”ピーE”と呼ぶ。

FOさんも他のスタッフにつられてそう呼んでいる
のかも知れないが、年齢差見た目の差もこんなに
明らかなのに自分を ”ヌー” と呼ぶのって相当変だ。


Eさんは憤慨しながらも、

「まあー多分、彼氏と話す時に自分の事
 ”ヌー”って呼んでるから、
 それがクセになってるんやろうねー」

と一応理解を示す。


そう、夫婦やカップルは多くの場合、

年上の相手方を”ピー”と呼び、
自分を”ヌー”と呼んでるのをよく見る。


でも49歳になるFOさんが同じように
他人に対して呼ぶのはどう考えてもおかしいやろ…。


「それにー、FOさんには店頭に行かせたり、
 お金触らせたらダメなような気がする…。
 もう、何か…コワイのよ」


これにはEさんも店頭担当のJちゃんも同じ意見だった。


「何かコワイ。安心できない。」


でも、もう雇ってしまった

で…どうする?

人も全然足りない

でも、他に応募者もない


お昼のピークにお客さんが殺到すると、

店頭はごった返し
FOさんも料理を
テーブルまで運んだり、
お皿を片付けたりして
お客さんと直接接する機会ができてしまう。


「オホホ…。そうですかーすごいですねー」


FOさんが日本人の年配男性とやりとりしている。


「日本語うまいねー。勉強したの?」


「日本で働いてましたー。道頓堀です」


「道頓堀?へー、何年?」


「えっと、あのー、ちょっとです。」


タイスナックで働いていただけあって、

客をおだてるような相づちだけは上手い


「そうですかー、へー、いーですねー」


「へー、そうですかー、スゴイですねー」


「わー、たいへんですねー」


しかし、その日本語も仕事で覚えただけで、

勉強したわけじゃないからちょっと何か質問されると

もう答えが支離滅裂何言ってるかわからない


その返答に日本人客が ???”となっていると。

愛想笑いでやり過ごしている。


やっぱり愛想笑いも上手い

もう、職業病クラスだ。



「あのオバはん、日本で働いてたってー、
 あの年じゃ絶対不法労働に違いない」


そう言うのは調理のU君


私自身も実際、見ず知らずのタイ人からいきなり、


「昔、日本にいたー」


タドタドしい日本語で話しかけられることも
度々あった


「仕事ー?」と聞くと


「そうー、仕事ねー名古屋ね」


とか、土地の名前を言ってくる。

その多くがFOさんと同じくらいの年代の方だった。


働き
      いきなり日本語で話しかけられる



それより若い世代の30-40歳代でも

「日本に働きに行っていた」
言って来た人もいたが、それはたいがい

あの悪名高き ”外国人技能実習生”だった。



タイ人なのに全くタイ人に見えない(笑)
ワタシの友人の一人 

”2013年にタイ人に対する日本への入国ビザが
廃止になるまで、タイ人にとって日本は
ビザ取得の最も難しい国の一つだった”

と言っていた。


彼は子供の頃から父の仕事の関係

海外を転々として過ごして来たせいなのか、

タイ語の発音がとてもキレイ英語流暢


ぱっと見ると”ネイティブアメリカン?”
みたいな印象のタイ人だった。

(その4に続く↓)
尼寺へ行け!!🐚元タイスナック嬢の末路🍷その4

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尼寺へ行け!!🍷
元タイスナック嬢の末路🍷その2

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『その1はこちら↓』
尼寺へ行け!!🐚元タイスナック嬢の末路🍷その1

(その1からの続き)


どっちにしたってFOさんはもう
帰っていないし、

早速明日の朝から来る


「しまった!電話番号聞くの忘れた!」

Eさんが叫ぶ


「うわ!どうしよう!明日ちゃんと来るかなー」


「来るでしょー!
だってあんなおばさん雇う所他にないわよー!」


「そうなん?」


Eさんの話によると、
タイでもやはり雇う側は若い人を選びたがるらしく、
30代を超えると途端に雇ってもらえる所が
少なくなるらしい。


そして日本のように表向きだけでも
”雇用時の年齢・性別差別”をしないように
なっていないため、


ひと昔の日本のようにはっきりと

”18ー30歳まで 女性求む!” とか書いてある。


募集
     運転手募集の求人広告
     20歳以上男性 高卒以上 自動車運転免許ある方
     氷及び付属品の販売・配達(タイの飲食店の多くは氷を配達してもらう)


異文化での生活は”毎日が勉強する事だらけ”だ。


EさんとワタシはFOさんの
国民カードのコピーを見直した。


「ええっ!まだ50歳なってないやん!あの人!」


「ええっ!本当?どこ…」


Eさんは国民カードのコピーを見て
生年月日の年数を見て逆算した。


「49!!」


「はあ?!ワタシより下やん!(当時51歳)」


これには従業員全員びっくりした。


「70歳過ぎてると思ってた」


「ウチのおばあちゃんと同じくらいかなと思った」


皆がそう言うほどFOさんは”老けて”いた


「ねえ、この国民カード本物かなあぁー」


「ええーっっっっ?」


疑いかけると、全てが疑わしくなってくる。

通常、タイで就職する場合に必要な書類

1、顔写真
2、成績及び最終学歴証明書
3、国民カードコピー
4、住民登録コピー


4種類だが、年長者の場合
成績表学歴証明書がなかったりする事が多い。


FOさんの応募書類は国民カードのコピーのみ
その国民カードの住所は東北部のルーイ県になっている。


通常タイ人は生まれた実家に住所を登録し、

就職や進学等で他県へ引越ししても
特に住所を変えない


このため、選挙があると住所の登録地である

実家へ帰って投票しなければならない。


id_card
     国民カードの見本。名前、住所、生年月日、身長の他に
     宗教も記載されている



特に
公務員になりたいと思っている人
投票に行かないと公務員になれる資格がなくなる
と言う罰則があるらしく、


公務員になりたい人が多いこの国は
選挙の前になると田舎へ帰る人が
バスターミナルに殺到する。


FOさんは店から10分ほどの所のアパートに
彼氏と住んでいると言う事だったが、

とりあえず、明日来たら今の住所を書いてもらおう。


働く気は満々のように見えるが、

何か”安心してはいけない”ような雰囲気
FOさんは発しているようにワタシは感じていた。



次の日の朝、FOさんは時間通りやって来た。


仕事ぶりはまあ、普通


だった…。初めの一週間くらいまでは…。


しかし一週間過ぎたあたりから、

他のスタッフからアレコレ不満が漏れるようになった。

(その3に続く↓)
尼寺へ行け!!🐚元タイスナック嬢の末路🍷その3

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#チェンマイ #タイ #タイスナック #タイパブ #元従業員 #異常な老け方 #パート従業員 #タイでの従業員雇用時に気をつける事 #タイ人の国民カード #大阪おかんの店 #タドタドしい日本語 #タバコ臭すぎる #草むらでウンコ座り #คนไทยที่เคยทำงานญี่ปุ่น​ #พนักงานหญิงไทยร้านเหล้าญี่ปุ่น#เมาเหล้าตั้งแต่เช้า

タイのニュース・お役立ち情報2021/09/11


🍎🍏🍎🍏🍎🍏🍎🍏🍎🍏
教えて!!チサーさん!!
タイのネット詐欺👻手口の傾向とは…?
🍎🍏🍎🍏🍎🍏🍎🍏🍎🍏

チサー
      ”チサーの生活お役立ち情報シェア”

昨日10日にThairat online の生活情報番組
チサーの生活お役立ち情報シェア”
最近のタイでの詐欺の手口の傾向の情報を公開して
いましたので”要訳” を載せておきますー🍏




【要訳】
先日タイ中央銀行(日本で言う日銀)がまとめた
”ネットを使った騙しの手口9種”と言う興味深いレポート
発表されました。


それによりますと、詐欺のようなお金を騙し取る犯罪は
以前は電話を使ったものが主でしたが、
現在は電話は減りLINEFacebook等のSNSを
使った犯罪増えているとの事です。


(関連ニュース・三面記事↓2021/09/11)
Facebook友達に🐓サギられた教師✏️


1−4
      ”よくある手口1−4”

【よくある騙し取りの手口】

、他人(知人等)になりすましてお金を振り込ませる

Facebookを通じて友達になり、口説いてくる。

  気を許したところでお金を振り込むように言ってくる
(その多くは見栄えの良い白人になりすましていて、
 背後には犯罪組織の影あり
と思われる


、お金を借りる手助けが出来ると言って近づき、
  手数料を先に振り込めと言ってくる


会員になれば代わりに借金を先に返済する事が出来る
  から会費を先に支払えと言ってくる


ネットで買った商品やサービスの料金を支払ったのに
  商品・サービスが届かない


高額な賞金や賞品に当選したので、それを送るための
  手数料や税金先に振り込めと言ってくる
  (多くは外国人になりすましている)

高額な配当が受けられるとか、値上がりが見込める
  と言って投資を勧めてくる


個人情報を盗まれて、金融機関などのニセ口座作りに
  利用される


クレジットカード、デビットカードの情報を盗まれて
  知らない間に使われる

5−9
      ”よくある手口5−9” のはずが ”9”が ”7”になってるよ(笑


(2つ前のタイのニュース・三面記事↓2021/09/09)
”山の神の生贄”の為に幼女誘拐!?💐が霊能者のお告げで解決?!

(次のタイのニュース・三面記事↓2021/09/12)
僧侶手作り🦠万病に効く黒い玉!?その正体は…🦠


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ชิสามาแชร์ #背後に犯罪組織あり #賞品が当たった #賞金に当選した #กลโกงยุคออนไลน์ 
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尼寺へ行け!!🍷
元タイスナック嬢の末路🍷その1

⭐️🍷⭐️🍷⭐️🍷⭐️🍷⭐️🍷⭐️

外国人がタイで商売をする場合、

タイ人のようにただ単に物を売ったりして
稼ぐわけにはいかない。


必ず会社組織を立ち上げ、届け出をし、
タイ人の正社員4人が必要で、

全員の社会保険への加入が必要だ。


うちの店の場合、開店当初は正社員4人+ワタシ
十分回っていたのだが、


タイで初めての日本料理の惣菜店という事もあってか、

開店間もない頃から北部で有名なFacebookの
グルメページ
が知らない間にこっそり取材に来てて、

何の知らせもなくページに掲載して、
約二週間ほど”エライ事”になった経験がある。


タイ人は日本人以上にSNS好きで、

大きな企業以外はホームページを持っておらず

情報の更新が簡単なFacebookをホームページのように
使っているところが多い

なので情報源はもっぱらSNS

活字離れも深刻で、雑誌が次々廃刊になり、
殆どのコンビニから雑誌、新聞の販売コーナー消え
多くの書店がその売り場の半分以上
文具や雑貨の販売切り替えたりしている。

หน้า
     3年ほど前に廃刊になった超老舗雑誌”クーサム・クーソム”
     表紙はその時々の話題のドラマのヒーロー・ヒロインカップル。
     記事の80%以上が読者からの投稿された文だったので、  
     色んな立場の人が書いていてタイ語の勉強にはモッテコイだった。


その頃は開店してまだ三ヶ月も経っておらず、

メニューもシステムもまだ全てが試行錯誤だった。


そこにいきなり大勢のお客さんが毎日乗り込んでくる。

食器の数も、持ち帰り用容器のストックも、
スタッフの人数も時間も全てが一気に足りなくなった。


スタッフは休憩も取れず、毎日残業

それでも片付かない


”もう、みんな体がもたなくなるー!”と、

パート従業員を雇う事にして、貼紙を店の前に貼り出した
その日の夕方に来たのが FOさんだった。


「ニホンで働いてましたから日本語できます。

 ハイ!これ!」


彼女はちょっとタドタドしい日本語でそう言って
自分の”国民カード”をワタシに差し出した。


「リコです。道頓堀で働いてました」


リコ?道頓堀?


ああ、そうか!

この人は日本の繁華街にたまにある、

いわゆる”タイパブ・タイスナック”で働いてたんだ。

リコってのは源氏名だ。


FOさんは半分以上白髪になった髪を
ポニーテールにしていて、服装もいかにも
”市場に買い物に来たついでに応募した”
という感じ満載の”それ、パジャマちゃうん?”
と疑われるような格好で、

ワタシの目から見た印象だと60代半ばくらいかな?
という感じだった。

長い

      ”寝巻き?” 市場に買い物に来たついでに応募!


この時がワタシ自身にとって
最初のパート従業員の
雇用だったので、手順や手続きがわからず、

奥で仕込みをしていた従業員のEさんを呼んだ。


Eさんの姿を見てタイ人だとわかると
FOさんはタイ語になる


「おばさーん、大丈夫なの?
 まだ働けるのー?」


「大丈夫だよー!洗い物とかでしょー」


「食器とか重いよー!お客さん多いと
 洗い物以外の仕事もしてもらうわよ。
 掃除も給仕も」


「いいよ!何でもするよ!
 明日から来るわ!何時?」


何だか、とんとん拍子に話が進み、
FOさんは次の日から来ることになった。
しかし…FOさんが帰ってすぐEさんが


「ねえ…本当にあの人でいいの?
 他の応募者待ってから選ばないの?」


「ええ?そんな…。
 パートの人雇うの初めてやから
 Eさん呼んだのに、ワタシだって
 別にあの人を選んだわけじゃ…」


「ええーっっ!どうするのよ!
 もう帰ったよ!明日っから来るよ!」


Eさんは”ワタシがこの人に決めた”から
自分を呼んで詳細を説明させたと勘違いしていた。

ポスター
ウチの店のあった市場に突如貼られた郊外のカラオケパブの求人ポスター
”女性接客従業員求む 社会保険、賄い付 満18歳以上 月2万バーツ以上(約6万円)”


「でも、待てる?他の人が応募に来るまで?」


「無理!!もう全員クタクタよ!」


「ほらねー!あんなオバさんでも洗い物ぐらいは
 大丈夫でしょー!居ないよりは助かるはず!」


ワタシもEさんもとりあえず楽観的に考える事にした。

(その2に続く↓)
尼寺へ行け!!🐚元タイスナック嬢の末路🍷その2

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