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尼寺へ行け!!🍷
元タイスナック嬢の末路🍷その7
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『その1はこちら↓』
尼寺へ行け!!🐚元タイスナック嬢の末路🍷その1
『その6はこちら↓』
尼寺へ行け!!🐚元タイスナック嬢の末路🍷その6
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(その6からの続き)
FOさんは彼氏と別れ
新しいアパートで一人暮らしになった後も
たびたび遅刻したり仕事を休んだりした。
頭が痛いとか、腹が痛いとか…。
出勤して来たFOさんの目が赤いのは、
昨夜彼氏と喧嘩して泣いたからかな?とか思っていたが、
彼氏と別れて一人暮らしになってもまだ赤かった。
そしてその赤みは遅刻して出勤して来た時によく見られ、
時間が経つとおさまって来るように見えた。
「アレは酒飲んどるぞ…。それか二日酔い…」
そう言うのは調理のUくん。
「そばによると酒臭い。でもタバコも臭いから
もう何が何かわからんけどな」
確かに、働きに来た当初は
こんなに目が赤かったりするような事はなかった。
遅刻も欠勤もだんだん頻繁になって来てる。
メディアに取材されて、
一気に押し寄せて来ていたお客さんの波もひいて、
店の忙しさも一段落ついて来ているから、
もうFOさんなしでも大丈夫だなーと思っていた頃、
何がきっかけだったか忘れたが、
FOさんとワタシは言い合いになった。
「アンタ、酒飲んどるやろ!
酒飲んで働きに来てるんやろ?
皆が気づかんとでも思てるんか?
めっちゃ臭いぞ、酒かタバコか知らんけど」
とワタシが言った事を彼女は否定もせず、
「ちょっとだけよ!ちょっとだけ!
友達がちょっとくれたの。
だから飲んだの。
ちょっとだけよ!」
と何故だかわからないが、あっさり認めた。
「ちょっとってどんだけや?
酒飲んで仕事に来るって、舐めてんのか!」
「ちょっとだけよ。ちゃんと仕事もできるわ!
私の働きを見てちょうだい!」
「どこがやねん!もう帰れ!
もういらん!もう来るな!」
そう言うと、FOさんはつけていた店のエプロンを外して
調理台の上にバンッと叩きつけるように置き、
「わかりました」と言って
自分のカバンを持って店を出て行った。
今から思えば、
ワタシが辞めさせるきっかけを探しているのと同じように、
FOさんも辞めるきっかけを探していたんじゃないかと思う。
だから、これで良かったんだ。
ここで少しタイの労働法の話をすると、
パート従業員の解雇時。
生活費をそのパート労働から得ている場合は
補償も必要だが、その解雇が労働者自身の落ち度
から来るものだと補償の必要はなくなる。
例えば、薬物使用、犯罪、飲酒等。
FOさんはうちの店で働く事で生活費を得ていたけど、
飲酒は立派な解雇理由になる。
FOさんが来るまで、いくらパート従業員募集の
張り紙をしても誰も来なかったが、
なぜかわからないがFOさんが辞めてからは
次々とたくさんの人が面接にきた。
FOさんが辞めた後に入ったパート従業員は大学生で
近所の大学の日本語学科の学生だった。
しかし、FOさんとはそれ以来、
顔も合わす事もなかったのかと言うと、
それがそうでもなかった。
新しいパート従業員の大学生が来てくれてからも
FOさんは”市場に買い物に来たから”とか
何とか言って度々店に来ていた。
それも、店頭からではなく、
裏口の厨房の入り口から入って来た。
「みんな元気かなーと思って見に来たの」
「今は何もしてないの?」
仕込み作業中のEさんが聞く。
「夜にねムーカタ(タイ式豚の焼肉)の店で
働いてるの。夜中の2時まで」
「へー、洗い場?」
「鉄板が重いから洗い場は男の仕事よ。
私はウエイトレス」
確かに、FOさんの住んでる地域には
夜中までやってる大型のムーカタ屋が何軒かある。
「お給料もいいのよ。
食事代は別途で400バーツもくれるのよ」
「そうなの?一ヶ月で400バーツ?」
「一日よ」
「ふうん」
ワタシも話を聞きながら
「ムーカタってよく儲かるんだな」
とか思っていたらEさんが
「あんなの全部ウソよ。
一日400バーツも食事代くれるってどんなのよ。
あるわけない」
「そうなん?」
「当たり前よ!そんなの毎日400バーツも
従業員に配ってて店がやって行けるわけないわよ」
「??じゃあなんでそんなウソをわざわざ…」
とワタシが言いかけるのを遮って、
そばに居たU君が
「偵察に来てるんだろうな。
自分が辞めた後、誰か入ったか。
もし、誰も居なかったら謝ってもう一回
働かせてもらおうと思ったんじゃないのか」
「私も多分そうだと思う」
とEさんも口を揃える。
「ムーカタで働いてるってのも怪しいぞ。
だいたいあんなオバハンを誰が雇うんだよ」
U君のその言葉を聞いてワタシも妙に納得した。
その言葉は正しかったようで、
FOさんが二度目に店を覗きに来た時、
新しい学生バイトの子がちょうど厨房で
仕込みを手伝っていた。
それを見たせいかFOさんはそれ以来来なくなった。
”やっぱりムーカタの店で働いてるってのは
ウソやったんかな”とか
ワタシが思い返していた時、
ふとFOさんの口癖が頭の中に蘇って再生された。
「本当よ!本当!」
そういえば、
ムーカタの店で働いてるという話をした時の
FOさんは、何故かこの口癖が出なかった。
「本当よ!本当!」
という時、それが本当の事だから強調したかったんだな。
そして”ムーカタの店”の話の時は言わなかった。
というか、
それは言う必要がなかったんだなと思った。
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