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古都チェンマイで
エクソシスト 本編43
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(前回のお話はこちら↓↓)
古都チェンマイでエクソシスト 本編42
(最初からお読みになりたい方はこちら↓↓)
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(今までのあらすじ↓だいたい)
2019年3月下旬の早朝、
「エンジェルナンバー」解説ページの管理者の
ヒーラーさんから「黒魔術」のようなものをかけられて
錯乱状態に陥り、半裸で市場を徘徊した娘。
とにかく徘徊を止めたくて、
バンコクのスピリチュアルに詳しい友人から
紹介を受けた霊能者(ヒーラー?)のTさんの
遠隔施術により、徘徊は止まるが
今度は霊魂のようなものが
入れ替わり立ち替わり入る状態になる。
2019年5月、
一時は回復した娘がまたおかしくなって来たが、
手持ち資金も少なく、
施術を続ける事ができなくなった。
そこに2020年が明け、コロナで7月に店を閉店。
従業員への補償等で一気に困窮状態に陥り、
娘と心中する事を考えるが、
心配して乗り込んで来た親友のEさんに目を覚まされ思いとどまる。
2021年3月に命からがら帰国。
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(42から続く)
どちらにしても特に娘の事で公的援助を受けるには
娘が ”定期的に病院に通っている事” が条件となる。
しかし、うつ病でも何でも精神の病にかかっている人は
病院には行きたがらないし、
連れて行こうとしても拒否されたり、
悪くすると暴れられたり、暴力を振られたりする。
うちの娘も怒って叫んだり、ものを投げたりするので、
小さい子供のように”モノ”で釣って連れて行く事にした。
「クリニックの近くに良さげな
和菓子屋さんがあるから帰りに寄ろう」
連れて行ったのは家から歩いて5分ほどの
”女性専門の精神科クリニック”
こちらは医師もスタッフも全員女性。
以前ストーカーにつけまわされたりして、
”男性” に嫌な思いをさせられた事のある娘には
この事は安心材料かもしれないと思ってここを選んだ。
しかし、家からたった5分のクリニックまで
歩いて行くのに、全く予約の時間に間に合わない。
服を着替えて靴を履いて家から出るまでに一時間。
歩いて5分の道のりを歩いて
クリニックのドアを開けるまでに30分。
予約時間を一時間も遅刻しての診察。
医師に何を聞かれても何の反応もない娘。
医師の問いに答えるのは全てワタシ。
医師は多分”統合失調症”だろうと言う事で
薬を処方してくれたが、飲むかどうかは娘次第。
「精神病の方は自分が病気だと言う自覚がないから、
通院を拒否したり薬を飲まなかったりするからね。
飲まないようだったら一週間後にまた来てください。
そこでもう一度相談しましょう」
処方箋をもらってクリニックの階下の薬局に
薬をもらいに行くが、炎天下にもかかわらず
娘は薬局の外の道路にボーッと立ったまんま
中に入ろうとしない。
そして案の定、娘は薬を飲まない。
「私は病気じゃない!
おかしいのはオマエだ!」
薬を飲めと言うと激怒してガラス戸をバンバン叩く。
そして結局、その薬は未だもらって来た袋のまま
テーブルの上に捨ておかれ、ホコリをかぶっている。
それから一週間後、
仕方なくクリニックにもう一度出向く。
今回はワタシのみ。
「やっぱりダメかー」
医師のため息。
「うーん…。今は薬もいろいろ出てて、
液体とか貼り薬とかもあるんやけど、
この間の娘さんの状態見てたら、
それも無理っぽいよねー」
「視線も合わせないし、
体自体をワタシに触らせないんで、
貼り薬も無理やと思いますー」
「うーん…」
医師は娘の症状が非常に重いのと、
頑固に治療の拒否をしている事から
自分のクリニックではもう打てる手はないから、
ケースワーカーさんが居て、入院の設備もある
大きな病院への転院を勧めた。
(44に続く)
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