【要訳】ーーーーーーーーーーーーーーー
９月にセター首相が就任した直後、

一般人の間で話題になったのは

”私が首相になったらデジタル通過1万Bを
国民全員に配る”と言う彼の選挙時の公約だ。

選挙時の目玉公約だった

これに賛成の声も多いかと思いきや、

案外、多かったのは”反対”の声。

その中でも”国民から集めた税金を使って
自分の票集めをするな”と言う声には筆者も
”なるほどなぁ”と思った。

これは２年前の情報だが、
人口の10％の富裕層が国の富の77％を握り、
そのうちの１％の最富裕層（王族を含む）の富の平均額は
貧困層の2500倍になる

その他にも”この国の重大な問題は貧富の格差。
それの解消を急いで欲しい”とか、

”一時的なバラマキではなく、電気、水道料金等、

近頃高騰している生活インフラの値下げをして欲しい”
と言う声も本当に多い。

タイ貢献党の選挙時の公約
最低賃金600B/日、大卒初任給25000B
農家の収入を農地の広さに応じて上げる

就任当初は”本当に１万Bのデジタル通過を
配るなんてできるの？また、お流れになるん
じゃないの？”と揶揄する声も大きかったが、

ここへ来て”実現の見通し”も少しづつだが
立って来て、そうなると今度は
”いつ？実現する？”と言う声が増えて来る。

最近までは”今年中には実現可能”と言っていたが、

それが”来年２月”に引き延ばされ、

そして昨日”来年２月もまだ無理”だと言う発表があった。

このバラマキ政策に立ちはだかる大きな問題は
だいたい次の２つだと思われる。

１、キャッシュレス決済の口座やスマホを持っていない
　　高齢者にはどうするか？

２、店舗側にも専用のアプリをダウンロードする
　　必要がある事。

スマホを持っている人は自分の身分証を使って
振り込み口座指定やらをするらしい

特に、１の高齢者は政府の指定する銀行に行って
国民カードを提示し、そのカードのICチップに
1万Bのデジタル通貨のデータを入れ込み、

高齢者は買い物時に国民カードを提示して
買い物をすると言う事になるらしい。

また、このデジタル通貨は”地域の経済振興”が
目的であるため、自分の居住地から
半径４キロ以内でしか使用出来ないらしいのだが、
そのコントロールをどうするのか？と言う問題もある。

居住地から4キロ以内って
田舎だったら”店ないやん！”ってなるやんか（笑

すでにデジタル通貨をもらうための
”ニセアプリ”が出回っている

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