古都チェンマイで
エクソシスト 本編30

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(前回の話はこちら↓↓)
古都チェンマイでエクソシスト 本編29

(最初からお読みになりたい方はこちら↓↓)

古都チェンマイでエクソシスト 本編1


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タイでコロナが少し落ち着いていた2020年の夏
日本からタイに入国したばかりの日本人男性が
隔離期間を守らず近所をうろついているのを見た
タイ人が警察に通報した事件があった。



また2020年の年末
タイの沿岸部で感染が拡大する傾向があった時、
領事館からも沿岸部の地域には行かないように
注意喚起があったにもかかわらず、
チェンマイ在住の日本人男性2人が正月に
沿岸部のナイトライフで有名な町
”シーラチャー” に遊びに行き、感染


チェンマイに持って帰って来て
感染を広げてしまったと言う事もあった。


水辺


ワタシはこの2人については
全くどこの誰だか知らないが、

狭いチェンマイの日本人社会でこんな事件があると
個人情報もクソもあったもんじゃない



Mさんはこれについても


「女や!女!シーラチャーなんか行くのん、
女に決まってんがな!何がゴルフやねん!

(公式発表では2人はゴルフに行ったと言っていた)

2人が感染を広めた事を責めていたが、

自分のやってる事は彼の頭の中にないのだった。



そんなMさんだが、
ワタシには彼に
感謝している事がある。


娘が錯乱状態になって半年目ぐらいに
霊能者のTさんの治療のおかげで一時期回復し、
まともになった時があり、

娘はよく店も手伝ってくれていた。



Mさんは娘の具合があまり良くないのを知っていたが、

店の手伝いが終わって店内で
昼食を一人で食べている娘によく話しかけてくれていた。


スタッフもよく気遣ってくれていたが、
娘はタイ語がイマイチなので、
やはり言葉の問題もあって会話も続かなかった。


なので同国の人が娘に話しかけてくれるのは
「会話のリハビリ」と言う意味でも
非常にありがたかった。



そんな娘は隔離期間を過ごした民泊で
おねしょを3回も落とした。


運良く3回とも天気が良かったので
布団を干す事ができたが、

布団には大きな黄色い染みが何重にもついて
茶色になっていた。


大人のおねしょの量は
子供のおねしょと比べ物にならない。


これでこの布団一式を買い取って
弁償しなければならないのは確定してしまった。



そして14日間の
隔離も明け
やらなければいけない山積みのコトと向き合う。



携帯を手に入れるにしても、
家探しにしても、
自分たちが今、日本に住所がない事が
連続したハードルになって行手を阻んでいる。



特に家探しはワタシに住民票やら所得証明やらがなくて
不動産屋の担当の営業さんが家主さんに
いろいろ交渉しないといけなくて
大変だったと思う。


国内に住所がない日本人でさえ
これだけ大変なのだから、
外国人ならどれだけ日本で家を探したり、
生活の基盤を作っていくのが
どれだけ大変か少しわかる気がする。

懇意に助けてくれる日本人がいなければ

ほぼ無理に近いだろう。



実際、不動産屋の営業さんが家主さんに電話をして

「現在日本に住所のない方でして…」と言うと

「外国人か!?」
と言う声が電話の向こうから聞こえる。



ワタシの頭の中で
「社会的信用ゼロ」と言う言葉が
グルグルと回り出した。

(話の続きはこちらへ↓)
古都チェンマイでエクソシスト 本編31


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