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手だけの幽霊の話✋その2
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20年ほど前に親不知海岸で見た
男性のゴツゴツした大きな手だけの幽霊は、
その後約6-7年の間、定期的に現れたが、
ワタシが見た手だけの幽霊はこれだけではない。
急な斜面に張り付くような道路
2010年頃に乳がんの手術で入院し、
手術が終わって相部屋に運ばれ、
麻酔から醒めて気がついた時それは現れた。
「○○さーん、お熱計りましょかー」
早朝、検温の時間、
ナースがワタシの苗字を呼んで起こしに来て、
ワタシが目を開けると
検温した体温を記録するファイルを持っている
ナースの白い細い手が頭の上ににあった。
「はい」と検温に応じようとして
上体を少し起こし、
頭元にいるはずのナースの方向を見ると
ナースは居なかった。
「え?」
誰もいない、
ワタシが寝ているベッドの頭は
壁にくっつけられて配置されていた。
そして、検温に来たナースは
ワタシの足元に立っていた。
ワタシが見たナースの手は
ワタシの頭元の方向から伸びて来ていた。
横からではない。
前夜に手術して
まだ意識が戻らない間に病室まで運ばれたとしても、
通常、
病院のベッドの頭は壁にくっつけて配置
されているから、頭の方向に人が立つ事は出来ない。
それにしてもこんなに意識がはっきりしている時に
幽霊のようなものを見たりするのだろうか。
思えば親不知海岸で見て以来しばらく見続けた
大きなゴツゴツとした肉厚の手の幽霊と対照的で、
本当に白くてたおやかな美しい手だった。
ちなみに入院した病院は
建て替えが済んだばかりの新築だった。
#手だけの幽霊 #心霊体験 ![]()
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