【要訳】ーーーーーーーーーーーーーーー
今日はタイの刑法では未成年犯罪がどのように
扱われるのか詳しく解説している番組を見つけたので、

メモがてら整理しておく。

ただ、この番組は約１年前に放映されたもので、

番組で想定する”未成年犯罪”が、
暴走行為、薬物、窃盗や暴力等の世間でよく見られる
未成年犯罪を想定しているので今回のような
凶悪犯罪は番組を制作する側の頭にない
と言う事を念頭に置きたい。

５年ほど前の古いデータだが、
タイでの15-18歳の未成年犯罪の分類。
１、薬物　２、窃盗　３、交通（暴走等）
４、武器の使用及び所持　５、軽犯罪（賭博など）

12歳以下の児童）

12歳以下の子どもは自分の犯した罪について
責任を負わない。

12歳以下は罰せられない

12歳以上15歳以下の児童）

裁判所の判断によって次のような処置が施される。

１、裁判所は保護者を呼び出す。

２、裁判所が必要と認めた場合、その児童は
性格矯正等のため少年院で過ごす事となる。

12歳以上15歳未満は裁判所の判断により
少年院に入る事になる

15歳以上18歳以下の青少年）

１、裁判所は保護者と本人を呼び出し、
必要であれば本人に罪の償い等を負わせる事もできるが、
その重さは成人の場合の”約半分”とされる。

罪の重さは成人の場合の約半分とされる

18歳以上20歳以下の青少年）

本人に責任能力があるとされ、本人に罪の償いを
させる事ができるが、その重さは成人の場合の
３分の２から半分に減刑される。

まとめると18歳以下は保護者も呼び出される。

今回の事件で特に注目されているのは

両親は”銃や銃弾を購入したりしているのを知っていて
何も言わなかったのか？”と言う事だ。

これは”監督の放棄”に当たり処罰対象となる。

15歳以上になると裁判所の判断によって
収監される場合がある

そして民事の話をすると、もし、18歳以下の
青少年が罪を犯して被害者に身体的・物的損害を
与えた場合、保護者はその補償をしなければならない。

実際、今回の事件が起きた直後から
”アメリカのように未成年犯罪の厳罰化”を望む声が
SNS等でもいくつか見られるのも事実である。

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