古都チェンマイでエクソシスト

タイ北部のチェンマイで経営してきた和食惣菜店がコロナで閉店。 その後、タイ語ー日本語の翻訳者となりました。 タイのメディアを騒がすニュースと地元臭いニュースに焦点を当てて要訳・解説してます🍊

カテゴリ: オーラの話

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🚗黒いオーラと赤いファミリア🚘その2

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(前回のお話はこちら↓)
🚗黒いオーラと赤いファミリア🚘その1

ーーーーーーーーーー
(その1からの続き)

KTさんと同じ部署の同僚も
しばらく待って見たが
始業時間をかなり過ぎてもKTさんは来ない。


彼はその会社に来てまだ日が浅い為、
事務職員も不審に思って家に電話をするが
つながらない

コンパス



いきなり部下がいなくなって
KTさんの上司はあたふたしていた。



そしてその日の正午近くになって、
ガヤガヤと大勢の人が騒ぐ声
事務所の方角から聞こえ、
その声はワタシの隣の部署に向かって来た


そしてガラッとガラスの引き戸を開け、

ドヤドヤと大勢の人が入って来た。


警察だった。



KTさんの部署とワタシの部署は隣同士で、

一応、カーテンドアで仕切られていたが、

しょっ中、皆が行き来するので開けっ放しだった。



「ここにKTさんて人いてるでしょ」


「ええ。
でも今朝は出勤して来てないんですけど」


「○○駅の方でね、
電車に飛び込んだ人がおってね…」


??…。電車に飛び込む?



警察の話ではその日の朝、
電車への飛び込み自殺があり、
残された荷物からその飛び込んだ人物が
KTさんらしいと言う事が判明したらしかった。



その日の朝、KTさんは家からいつも通りに
自分の車を運転して出勤した。

だが、職場には着いていない



KTさんの乗った赤いファミリア
線路の脇に停められ、

そして彼は
通過する特急列車に飛び込んだらしい。



会社の中が騒然としている。


何が?何で?何でなの?


KTさんは入社して来て
まだ一ヶ月にもなっていなかったし、
そんなに口数の多い人でなかったから、

他の従業員とワイワイ話しているのを
見た事もなかった。


よく、ニュースのレポーターなどが

自殺をした人の周囲の人に


「何か変わった事はなかったですか?」


「悩んでいるような様子は?」


などと聞いているのをTV等で見かけるが、


一度、本気で自殺を考えたことのある身ならわかるはずだ。


”そんなもの、気軽に外に表せるぐらいなら
自殺なんかしてない”
のだ。


外には気づかれないよう、
わざと平気なふりをしたりする。


ワタシがその当時住んでいたのは
地方都市だったので、
KTさんの事件は
新聞の
地方版の端っこ小さく載った。



そこで知ったのはKTさんは何者かによって
金銭的な強請り
長年に亘って受けていたと言う事だった。


小さなその記事を眺めながら、
ワタシの頭の中には
KTさんが製図器セットをくれた時に言った、


「もう、使うこともないだろうし」

と言った言葉がただただぐるぐると回っていた。


(終わり)


ーーーーーーーーーー
(黒いオーラの話↓)
黒いオーラとビールの恨み🔥その1

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#オーラ #黒いオーラ #無断欠勤 #飛び込み自殺 #製図器セット

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🚗黒いオーラと赤いファミリア🚘その1
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以前も書いたが、

ワタシには ”オーラ” だとか ”精霊” だとか
いわゆる”目に見えないもの”を見る能力はない。


だが、何度か、何人か、
その人を見ると頭の中に ”黒い雲” のようなもが
思い浮かんで止まらなくなる事があった。



これはまだワタシが高校を卒業して
最初に就職した地元の印刷会社にいた頃の話、


時代で言うなら1980年代の後半の話。


その会社には当時30ー40人の従業員がいて、

ワタシはデザイン担当の部署だった。


T定規
      T定規の正しい使い方



その会社はそんなに人が辞めたり、入ったり

人の出入りの多い会社ではなく、
従業員の定着率もそこそこ高い方だったが、
当時、その会社は業務をじわじわ拡大しつつあったので、
定期的に新しい人が入社してくる機会があった。


とは言っても経験者募集する事が多かったせいか、
入社してくる人のほとんどは中途採用だった。


隣の部署に入社して来たKTさんは、

おそらくワタシが自分の頭の中に
”黒い雲” を見た最初の人物だと思う。



KTさんは細身で口数の多くない物静かな男性で、

ワタシより3歳年上。


同じ高校で同じ専門学科の出身だった。



その関係もあって
ワタシはKTさんの近くに行く機会があると
アレコレ話しかけたりしてたのだが、

KTさんはいつも軽く微笑みながら
”よく喋る後輩” であるワタシの相手を
してくれていたように思う。


でもその時のワタシの頭の中には
KTさんを見る度に”黒い雲” が思い浮かんでいたのだが、

それが何だったのかは今もわからない。


ある日、ワタシがKTさんの居る部署に行き、
いつものようにワタシはKTさんに話かけた。



あの頃のデザインの現場
今のようにコンピューターもなく全てが手作業で、
カッター物差し製図器などが必需品であった。


ワタシは仕事で高校時代に使っていた製図器セット
家から持って来て使っていたのだが、
そのうちの一つが壊れてしまって
難儀している事をKTさんに言った。


するとKTさんは


「家に僕の製図器セットがあるからあげるよ。

明日持って来てあげる」と言う。


「え!いいの?」


ワタシはこの壊れた製図器の新品
上司に買って欲しいと頼んだのだが
結構高い為、購入をシブられていた


「いいよ。もう、使うこともないだろうし」


KTさんはまたいつものように軽く微笑んだ。



次の日、KTさんは自分の製図器を
セットごと持って来てくれた。


「わー、ありがとう。助かるわー」


同じ高校で同じ学科をワタシより
3年前に卒業したKTさんの製図器セット
ワタシの持っているものと比べると
型番が少し古いだけで、
まだまだキレイで、

几帳面真面目なKTさんの性格を表すように、
小さな名前シール
一つ一つの製図器に丁寧に貼られていた。


まるで入学したての小学生のお道具箱を見るようだ。


小さな物一つ一つに貼られた小さな名前シール


名前シールを貼る事自体
”めんどくさい” 事以外の何でもないと、
シール自体をすぐ行方不明にさせてしまう、

大雑把なワタシとは大違いだった。



それから2-3日たったある日の
その真面目几帳面なKTさんが
いきなり何の連絡もなく出勤して来なくなった


(その2に続く)

✴︎ーーーー✴︎ーーーー✴︎ーーーー


(黒いオーラを持つ二人目の男の話↓)
黒いオーラとビールの恨み🔥その1


#オーラの話 #黒いオーラ #無断欠勤 #目に見えない物 #製図器 #

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🐥🟢🥚🟠🐣🔴🐥🟢🥚🟠🐣🔴🐥🟢🥚🟠🐣🔴🐥🟢🥚🟠🐣🔴
🐣小さなオーラと👁
👁正直者の目🐣
(第三話)

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(第一話はこちら↓)

🐣小さなオーラと正直者の目🐣その1

(第二話はこちら↓)
🐣小さなオーラと正直者の目🐣 その2

ーーーーーーーーーーー
(その2からの続き)


そして店の担当者はこの男性にある
提案をする。

それは、店の職員とこの男性とで警察に行き、
警察を第三者として立てた上で、
お金がこの人ものであるかどうかを
判断してもらいたいと言う事だった。


店側の言い分は当然だと思う。


だが男性は泣き言を言うばかり、


「お願いしますよ、お願いします」


そんな事を言ってワタシを泣き落とそうとしたって
何の意味もない。


連れ去り
     
宇宙人による連れ去り?か


店側の
提案を男性に説明し、
警察に行くように言うがなかなか納得しない。


「それで、返してくれるんですか?

返してもらえるんですか?」


ワタシは本心では
”知らんがな、警察に聞けや” と言いたかったが、
それを抑えて何とかこの男性を説得し、
店の職員と2人で警察に向かわせる事を
何とか納得させた。


が、しかし、男性はタイ語も英語も不自由
警察に行くのも不安だから
ワタシについてきてくれと言う。



それは出来ない

ワタシだってまだこれから帰って
店での仕事が待っているので断った


店の職員が警察に行く準備をしている間も、
この男性は不安なのかワタシに


「返してもらえますかねー?
返してもらえる可能性は何%ですか?」

と聞くが、そんな事聞いて一体
何になるのか


とにかくワタシはこの男性の


「同じ日本人ならわかるでしょう」と言うような
「甘え」があるような気がしてそれが嫌で突っぱねた


そのスーパーにはそれからも何度も行ったが、

その時の職員とサービスカウンターで会っても
何も言わないので、ワタシも聞かないまま、
その男性のその後はどうなったかは知らない。



従業員に導かれて警察に向かうその男性の後ろ姿

ワタシが最後に見たその男性の姿

言葉の不自由さから来る不安からか、

とてもオーラが小さく見えた。



そう、
ワタシには
”見える能力がない” にもかかわらず。

(終わり)

#タイ #チェンマイ #大金を落とす #金融機関の帯 #証拠 #正直者の目  #泣き落としは海外で通用するか


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🐥🟢🥚🟠🐣🔴🐥🟢🥚🟠🐣🔴🐥🟢🥚🟠🐣🔴🐥🟢🥚🟠🐣🔴
🐣小さなオーラと👁
👁正直者の目🐣
(第二話)

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(第一話はこちら↓)
🐣小さなオーラと正直者の目🐣その1

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ーーーーー
(その1からの続き)

スーパーの職員も何やら一生懸命彼に説明をしようと、
英語やら、携帯の自動翻訳機能を使って
必死になっているが、
男性は訳がわからずワーワー騒ぐばかりだ。



その男性に近づいて ”ワタシは日本人です” と言うと

「ああ、良かった!良かった!助けて下さい!」

と言うが早いか、

堰を切ったように次々と何があったか説明してくれるが、

パニック状態
のせいなのか、
元々順序立ててをするのが上手くないのか、
何を言いたいのかがよくわからない


目え
     目ェ目ェ目ェ目ェ


スーパーの職員にも話を聞いて
まとめると、


スーパーの売り場で10万バーツ(約30万円)の
札束を拾ったお客さんが
サービスカウンターに届けてくれた。


そのお金をこの男性は
「自分が落としたものだ!返してくれ!」
サービスカウンターで
ゴネていると言う事だった。


男性は

「今日はレートが良かったので
両替屋に行って自分の年金を
タイバーツに両替した」


「それを買い物のカートの前に入れて
買い物をしていて気がついたらなくなっていた」


「サービスカウンターに来たら、
それを拾った方が届けてくれていたが、
店の職員が返そうとしない」


半泣きになっていた。


ワタシが
「何でそんな大金を買い物のカートに入れて
フラフラ買い物するのか?
なぜカバンに入れないのか」
と素朴な事を尋ねると、


「いや、今回だけですねん。
次からはちゃんとカバンに入れます」

のわからない返事


しかし、店側は
その
札束がその男性のものであると言う証拠がなく
後々トラブルになると困るので今は返せないと言う。


当たり前だ、お金に名前は書いていない


札束には銀行名の入ったがかかっていたが、

その男性にある証拠両替屋のレシートのみ。


両替屋だって帯をかけるような大金
銀行から持ってくる。


店員も
「もし彼が
帯に入った銀行名と同じ銀行で両替して、
そのレシートを持っているなら返せる」
と言った。


これらを説明してもその男性は話をあまり聞かず


「お願いしますよ。私、悪い人間違います」


「このお金がなかったら生活していけませんねん」


と繰り返し、そして、最後には


「私、正直者なんです。
嘘ついた事なんかありませんねん。
目見て下さい。目」

カンニングの言い訳をする
小学生みたいな事を言った。


”いや、あなたが正直者かどうかは
重要な話ではないよ”


ワタシは言いたかったが抑えた。


(その3に続く↓)
🐣小さなオーラと正直者の目🐣 その3


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#タイ #チェンマイ #大金を落とす #金融機関の帯 #証拠 #正直者の目  #泣き落としは海外で通用するか

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🐣小さなオーラと👁
👁正直者の目🐣
(第一話)
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タイは住んでいる外国人も多い国だが、


ある日、日本文化に興味のあるタイ人から、
見た目の似ている極東アジア人
日本、韓国、中国、台湾、香港」の
女性の簡単な見分け方があると聞いた。


それは「前髪」だと言う。


ขายตึก30


額で真っ直ぐ切られた前髪を持っているのは
ほぼ100%日本人女性だと彼は自慢げに言った。


なるほど、例外もあるだろうが、
ワタシの知っている例から見ても確率は高そうだ。


あと、特に女性について言うなら
「声の
異様な高さ」と
「体にフィットしないフワフワなファッション」を
自分としては付け加えておきたい。


あと高齢の男性なら
「すぐ気分を害して怒鳴る」と言ったところだろうか。


そう言われる日本人である自分は、
街で見かける他のアジア人と日本人の
自分なりの見分け方見つけていた。


それは”オーラ”の大きさだった。

”オーラ”もしくは”気”と言い直してもいいかもしれない。


なぜならワタシはオーラを含め、
目に見えないものを見る能力がないから



あの頃、タイに来ていた中国人観光客の多くは
グループのツアー客で、大勢連れ立って歩いていたので

見分けるのは簡単だったかもしれない。


人間は子供でも老人でもグループになって群れる
他への配慮が欠きがちになるから
無遠慮な振る舞いも問題にはなっていたが、


皆、一人ひとりのオーラが大きくて、弾力性があり、
それぞれのオーラが
バンバンぶち当たっている感じがした。

以前、東海岸在住の米国人のヒーラーの方が、

西海岸からのクライアントが来ると、
オーラが東海岸の人より大きくて圧倒されると
書いているのを読んだ事があるが、

これには国土の大きさや人口密度なども
関係があるかもしれない。


韓国人の旅行者もちらほら見かけたが、
中国の人よりは海外旅行慣れしているせいか
ほとんどが個人旅行っぽかった。


オーラはそれほど大きくないけれど、
何か一本 ”気” の柱のようなものが
通っている感じの人が多かった。


日本人はと言うと、
オーラの小さい人が多かったように思う。

と言うか、萎縮している感じ。


ワタシが思うに
”他人に迷惑をかけないように”
小さい頃から教え込まれてる人が多いので、

常に周囲に気を遣いまくる事が癖になっており、


に自分の気を使って
自分のの気は不足してヘロヘロみたいな、
気の毒な人が多い印象がある。


そう言うワタシ自身も
この傾向があったので本当に良くわかる。

だから、タイ人の友人と付き合っている方が
ずっと気が楽だった。



今から書く話はワタシがまだ

タイでお惣菜店を営んでいた頃の話だ。


ある日、店からそう遠くないイギリス発祥の
大型スーパーで買い物をしてレジを済ませ、


税務申告用の正規の領収証
(正式社名、住所、納税者番号が記載されたモノ)を
発行してもらうためサービスカウンターに向かうと、
そこに人垣が出来ていて
ワーワー何やら揉めていた。


人垣の間から見ると、年配の男性
サービスカウンターの前に置かれた椅子に座っており、


その立ち居振る舞いから見ると
どうも日本人男性のように見えた。


何かあったのかとサービスカウンターの職員に聞くと、


「アナタ、タイ語できるわよね。
ちょっと助けてもらえない?」


とだいぶ困った様子だ。


人垣の中心の男性はやはり日本人だった。




(続き↓その2はこちら)
🐣小さなオーラと正直者の目🐣その2




#オーラの大きさ #アジア人 #日本人見分け方 #タイ #タイの日本人 #海外で大金を落とす #タイの警察 #お金に名前は書いてない


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黒いオーラとビールの恨み🔥その3

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第一話はこちらから↓↓
黒いオーラとビールの恨み🔥その1

第二話↓↓
黒いオーラとビールの恨み🔥その2

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飲食店、
特にお酒をメインにした飲食店で働いた事がある人なら、
毎日のように来ていたお客さんがある日を境に
パタッと来なくなり、姿も見かけなくなる
というような事象を見かけた事はあると思う。



この男性のグループもほとんど毎日のように来ていたので、
たぶん ”この類の事象” のようなものだろうと思っていた。


踏切


それから2年ほどが経ち、
店は事情があって閉店する。



その閉店から1-3年経って、
かつて一緒に働いたスタッフから
元店主が兼ねてから交際していた相手と結婚する事になった
ので結婚披露パーティーに来て欲しいと連絡があった。



場所はイベントも出来る大きなレストラン。


そして当日、
ワタシは会場で例のワタシを大嫌いな男性の会社で
ナンバー2として働いていた男性が来ているのを見た。


しかしワタシを大嫌いな男性本人や、
大勢いた他のスタッフは一切来ていなかった。


ワタシはそのナンバー2の男性の方を見たが、
彼は目を合わせようとしない。完全に無視だ。

店での態度と同じ態度



招待客は店の常連のお客さんやスタッフで、
皆、久しぶりに顔を合わせたので
ちょっとした同窓会状態


皆がそれぞれ
久しぶりに会えて嬉しい相手と
飲んで喋って楽しんでいる。


例のナンバー2の男性は
ワタシの方には近づこうともせず、
こちらが彼を見てもやはり目も合わせようとしない


パーティーも終わって帰ろうとした時、
そのナンバー2の男性がそうっと近寄って来て
手に持った何かをワタシに無表情スッと差し出した


ビデオだった。


そう、店の周年記念の時に撮影されて、
店のスタッフ全員に配られたのに、
ワタシにだけは配られなかったアレだ。


彼は何やら
「あなたも写っていたのでー」
みたいな事を言ったが、
言いたい事がよくわからなかった。


そして相変わらず目を見ない、合わせない



そして来客が解散してから、
かつて一緒に働いていた店の別のスタッフと話をしていて、
ワタシを嫌っていた男性の会社は
経営が立ち行かなくなって解散

結婚式の事を彼や会社のメンバーに知らせようとしたが
連絡がつかず、結局、あのナンバー2の男性にだけ
連絡がついたと言う事を聞いた。


あの”ワタシを大嫌いな男性”を見るたび、
頭の中に浮かんだあの黒い雲みたいなもの
正体は
何なのだかはわからないが、

このスタッフの話から、

その男性のグループが店に来なくなった時期と、
会社が解散した時期はほぼ前後する事がわかった。



ワタシもタイで経営していたお惣菜店が
コロナで立ち行かなくなった時に経済的に困窮し
ズタズタになった経験があるから、
経営が立ち行かなくなりつつある時の苦しみは
痛いほどわかる。


それがあんな形で黒い雲の形をして見えていたのだろうか?


それなら、
タイで困窮していた時のワタシは
真っ黒だったろう。



何年も前に撮影された店の周年記念のビデオは
家に持って帰ったが、娘が一度見て
「何よーこれー?」
ブーブー文句のようなものを言っただけで
ワタシは見ていない。


そしてそれはタイへの引っ越しの時に捨ててしまって

もうワタシの手元にはない。


(おわり)



#食い物の恨みは恐ろしい #黒いオーラ #わけもなく嫌いな人 #目に見えないもの #村八分


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黒いオーラとビールの恨み🔥その2

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第一話はこちらから↓↓
黒いオーラとビールの恨み🔥その1

ーーーーーーーーーー

ワタシはこの男性が ワタシを嫌いな理由”と言うのが
何となく自分でわかっていた



それはワタシがこの男性の ”明るい笑顔”
「どこか嘘臭いなー」と感じていたからだろう。


利害関係の絡んだ ”セールスマンの微笑み”
のようなものとも違う、
裏に何か隠した笑顔、明るい笑い声。



“わざとらしい” ともまた違う。


มะกรูด


しかしこの違和感もまた、他のスタッフに話しても

「ええ?そう?明るくて楽しくていい人やん」

と言う反応しか帰ってこない。



“そりゃそうや、
アンタはいっつもビール奢ってもらってるからな”


とワタシは少し
ヒガミ気味だった。



この ”私の事が大嫌いな男性” については
もう一つ感じてる違和感があった。


ワタシには俗に言う
”見えないものを見たりする能力”はないのだが、
この男性を見るといつも頭の中に”黒い雲”のようなもの
が思い浮かんだ。


実際に見えるわけではないが、
まるで黒いインクを水に垂らした時のインクの広がりに
それは似ていた。



それからしばらくして店の周年記念のイベントがあり、
その時にその男性のグループのメンバーも沢山来てくれた。



彼の会社は映像制作関連の会社だったので、
彼のスタッフは撮影機材を持ち込んで
ビデオを撮影してくれていて、後日、編集して
店のスタッフ全員にそのビデオが配られたのだが、
これもまたワタシの分だけがなかった



人を嫌うにもここまで来ると
もうあからさまに”嫌がらせ”としか思えない。


それでもよく一緒に勤務した
他のスタッフのYに聞いても
「そうなん?もらってないの?何でかな?」
とか言う反応だ。


ワタシが言いたいのは別に
ビデオが欲しいとかそう言う話じゃない。


なぜワタシだけを何もない空気のように扱うのか?
と言う事だ。


それに実はこのスタッフのYの祖母は霊能力者で、
Y自身も色んな事に敏感で占いなんかも勉強していて
詳しかったのに、このYでさえも
ワタシがこの男性に感じる違和感
説明してもわかってもらえなかった。


ただ一様に
「いつも元気で明るくていい人やん」
と言うだけだ。


しかし、それからしばらくしてその男性の
”黒い雲のようなもの”はだんだんと大きくなって行き、
しまいには男性の姿自体が黒っぽく見え出した。



そしてそのグループの来る回数は減り
とうとう来なくなった


(その3に続く)



#黒いオーラ #タブルワーク #シングルマザー #ビールの恨み #嘘臭い #笑顔仮面 #テンション高い #大声 #村八分 #オーラの話

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黒いオーラとビールの恨み🔥その1
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実を言うとワタシは
声が大きい人苦手だ。


もしくは、それはテンションが高い人
言い換えた方が正しいかもしれないが。



タイに行く前のワタシの職業は
グラフィックデザイナーだったのだが、
娘を一人で育てるシングルマザーゆえ
この職業には付き物の「残業」があまり出来ず、
そのため仕方なく「パート」としてしか勤務できなかった。



専門職なので一般の販売などのパートよりは時給はいいが、
余裕のない状態だったので娘が小学校に上がってから
高校に入って不登校になるまで週に2-3回、

本業が終えた
夕方から深夜まで
立ち飲み屋のアルバイトをしていた。


img01


接客業に携わっていれば、
毎日のように初対面の人と会う機会がある。


その時に相手がやたら声を張り上げて話す人だったり、
妙に態度がでかい人だったりすると
話を聞くよりまず警戒してしまう。



なぜかと言うと、その人の中に
その大声を張り上げたり、
テンションを高めにする事によって
裏に隠したいものがあるのかとか、

話している事以外の別の意図があるように
感じる事があるからなのだが。



そのバイト先の立ち飲み屋に一時期、

毎日のように来ていた10人ぐらいのグループがいて、

その中にやたら明るい笑顔の、
テンションの高い男性が居り、

ワタシはその男性からどう言うわけか嫌われていた


聞けば男性はその会社を立ち上げた社長

スタッフ全員を連れて毎夜のように飲みに来ていたのだ。


こう言う大勢で来られるお客さんは
沢山飲み食いしてくれるので店側にとっては
有難いお客さんかもしれないが、


しかし、子供でも、おっさんでも、
人間は群れる
周囲の人に対する
配慮を欠きがちになる。



案の定、一人で来るお客さんは嫌がって来なくなった。



この男性は当時のワタシより15-20歳以上年上の
45-55歳くらいだったが、
ワタシを嫌うそのやり方は徹底していた。



まず、

1、話しかけない、目を合わせない

2、そのグループと店の他のスタッフが話で盛り上がっててもその輪の中に入れない

3、「○○ちゃんも飲もうよー」と隣にいる
他のスタッフにビールをおごっても、
絶対ワタシには言わない


と、まるでワタシが存在していないかのような状態で、

彼らのグループが来ると少人数で来ていたお客さんは

そそくさと帰ってしまい
ワタシは空気と化した



だがこれを一緒に働く他のスタッフは
気がついていないようで
「えー、何で?たまたまちゃうの?」
のような反応しか帰ってこなかった。



この男性はワタシが無条件に嫌いだったのだろう。


人間はたまに初対面で会った瞬間に

「この人とはダメだ」とか、
性格等が「合う」「合わない」とか
瞬間的にわかる時もあるが、

その逆で
「この人だ!ワタシが待っていたのはこの人だ!」
と何の根拠もないのにわかったり、

初対面なのにまるで
長年の知り合いのように
打ち解けてしまう場合もある。


こう言った経験は誰にでもあると思う。

(その2に続く↓↓)

黒いオーラとビールの恨み🔥その2

#黒いオーラ #タブルワーク #シングルマザー #ビールの恨み #嘘臭い #笑顔仮面 #テンション高い #大声


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