👼隣のオバちゃんの臨死体験👼
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これはワタシが見聞きした話である。


2010年頃に乳がんの手術で家の近所の
建て替えたばかりの病院に入院して大部屋にいる時、


斜め前のベッドのおばさんが
隣のベッドのおばさんに話していた事だ。


そのおばさん、
E子さんは見たところ60代後半から70代前半か。
年頃がうちの亡くなった母と近い。


0114
     ワタシの子供の頃は街に沢山いた、焼夷軍人。
     よく考えたら、彼らは年金をもらってるはずだが、
     息子が戦死した祖母は彼らを見るたび「気の毒な」と言って
     毎度、お金を入れていた。



この年頃の方々は戦争そのものは知らなくても、
戦後の物のない苦しい時代を知っていて、
その後の経済復興第一の時代を生きて来たため、
本を読んだりして見聞を広める暇もなく、
心の問題を軽視したり、
心の問題に関する知識自体がなかったりする傾向が強い。



物質中心主義で見えるものしか信じなかったり、
目に見えないものの話を頭から否定したり、
ばかにしたりする人が多いが、

自分自身が「死」に近づいてくると
やはり不安になるのか
慌ててお寺参りをやり出したりするのを
ワタシも見て来た。



このE子さんは胆石で入院したらしいのだが、
どう言うわけか手術後も激痛が収まらず、
あまりの痛さに意識を失ってしまったらしい。


その意識を失っている間に見た事を
隣のベッドのおばさんに話していたのを
同室だったワタシはカーテン越しに聞いた。



E子さんは痛さで意識を失った後、
枕元に
先に亡くなった兄と父が来て
立っているのを見たと言った。


「兄ちゃん!お父ちゃん!何でここにおるの!」


とE子さんは不思議に思ったが、


ふと、その二人の背景に目をやると
とても綺麗な花畑のような野原が広がっている。


それがたとえようもないぐらい眩くて美しくて
幸せな雰囲気
に包まれていたので、
E子さんは抗えない力に引っ張られるように
そちらの方向にぐーっと引き込まれた。



とその時、お父様に強く引き止められた。


「E子!あかん!お前はまだや!
お前はまだ来たらあかんのや!」


「何でよ、お父ちゃん、
私ももうそっちへ行きたいわ。

もう楽になりたいのよ」


「あかん!お前はまだあかんのや!」


「いやや、お父ちゃん。
そっち、楽そうやん。そっちに行きたい。
もう痛いのは嫌やわ」


「あかん。E子、お前はまだあかん。
まだやらなあかん事があるんや。
まだ来たらあかんのや」



“やらなあかん事” と聞かされたE子さんは
お父さん達が立っている枕元と反対側の枕元を
ふと見たらしい。



その反対側は真っ暗で、

真ん中にひまわりのイラストのようなものが
ボーッと浮かび上がって見えるだけ。



「ほら、お父ちゃん。こっちは真っ暗やで。
そっちは明るいしほんまに楽で幸せそうやん」


「あかん!E子!
お前はまだ来たらあかんのや」


と、E子さんはまた吸い込まれそうになる。


その時
「○○さん!○○さん!」と
医師に苗字を呼ばれてE子さんは気がついた。



そして意識が戻ったばかりの
ぼやけた頭で周囲を見ると
見舞いに来た親戚一同が集合していて、
その中にひまわりのイラストが描かれた
タンクトップを着たお孫さん
が立っていた。



「やっぱりあるねんわ、死後の世界って。
あれがお花畑やってん」


聞かされているおばさんが何か突っ込まないかと
耳を済ませていたが、ふん、ふんと聞いているだけだった。



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